この記事では、
2023年10月31日に埼玉県戸田市で起きた発砲立てこもり事件に使用された拳銃に注目します。
この記事を読むと、
- 事件の概要
- 拳銃は何を使った?
- トカレフって噂だけど、どんな銃なの?
こんなことがわかります。
埼玉県戸田・蕨郵便局の発砲立てこもり事件の概要

まずは事件の概要ですが、埼玉NEWS WEBによると、
31日午後、埼玉県戸田市の病院で拳銃とみられる発砲事件があり医者と患者の2人がけがをしました。
引用|https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20231031/1100017790.html
この発砲は2箇所で発生しており、
- 1度目|戸田中央総合病院
- 40代医師と60代患者男性が怪我。
- 命に別状はないとのこと
- 2度目|蕨郵便局
- けが人の報道はなし。
- 発砲あり
こういった感じになっております。
埼玉県戸田・蕨郵便局の発砲立てこもり事件の拳銃って何?

すでに犯人の顔画像は報道されています。
この画像を見た世間からは、
使ってる拳銃はトカレフT33じゃない?
と噂になっています。
これらの噂はあくまで噂なので、事実と違う可能性があります。
ですが、トカレフT33とはどういった銃なんでしょうか。気になります。
次で見ていきましょう。
使用されたと噂のトカレフT33ってどんな拳銃なの?

ここでは事件に使用されたと噂のトカレフT33について紹介します。
簡単にまとめると、
- 1950年代にソ連軍で軍用として広く使用された。
- その後中国などでコピー品などが生産され、1980年代以降に、多数が密輸されている。
- 暴力団などの発砲事件にしばしば使用される。
- 装弾数は基本8発、多いもので9発。
こういったことでした。
実際に日本でトカレフが本当に使用された例があるのか検索すると、たしかにありました。
1994年10月25日に品川区で起きた事件で使用されていました。
10月に暴力団組員を通じてトカレフ型拳銃と実弾7発を計140万円で購入した。暴力団組員は11月1日に逮捕された。
引用|https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E5%93%81%E5%B7%9D%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E5%B0%84%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6_%E5%93%81%E5%B7%9D%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E5%B0%84%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81
トカレフT33の特徴は?
このトカレフの最大の特徴は、
暴発を防止する安全装置が省略されていること。
これにつきます。
通常の拳銃であれば安全装置がついているのですが、トカレフT33には使用されていません。
理由として、
- 単純になるので生産コストが下がる。
- 酷寒の季節でも凍結・発射不能の可能性を下げることができる。
こういったメリットがあるようです。
ただ当然暴発のリスクはあるので、訓練をされた軍人専用として設計をされた拳銃でした。
今回の事件に使用されている拳銃がトカレフT33と確定したわけではありません。
ですが、1980年代以降に密輸入をされているとされていて、実際に過去の事件で使用された報道もありました。
今回で使用された可能性もあるかもしれませんね。

別の火事・火災との関連も調査中とのことです。
